いちご名人 -WEBマガジン-

“発想を変える”ことで見えたコンポスターの新しい一面(製造部)

肥料のこと2025.11.07

こんにちは!製造部杉原徹です。

11月に入り気温もぐっと下がり、工場のコンポスターも冬モードに入ってきました。

発酵をしっかり進めるためには送風量を上げたいところですが、実はひとつ問題がありました。

それは——

**「送風の音がうるさい」**ということ。

普段は送風を 35 の設定で使っていて、

「じゃあ 40 に上げれば発酵はもっと安定するだろう」と思って調整したところ、

予想どおりさらにうるさくなってしまいました。

ところが。

半分あきらめ気味で 45 に上げてみたら、

なんと 逆に静かになったんです。

これには本当にびっくりしました。

“数値を上げればうるさくなる”という思い込みがあったせいで、

まったく試そうともしていなかった設定でした。

今回の件で感じたのは、

現場の感覚だけで判断してると、意外な答えを見落とすことがあるということ。

そして、

少し発想を柔軟にするだけで新しい発見があるということ。

コンポスターはまだまだ奥深い機械です。

これからもいろいろ試しながら、より良い運用方法を探していこうと思います。

製造部ブログは毎週金曜日更新です!

ではまた来週!

PS.文字をまだ読めない息子がこれを見て「何でお尻からおしっこしてるの?」と聞いてきました。柔軟な発想を見習わないといけないと感じたトイレでのひとときでした。

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