いちご名人 -WEBマガジン-

品種の話

いちごのこと2024.11.23

地球沸騰化により、

低温感受型の品種は花芽分化が年々遅れる傾向です。

昨シーズンも今シーズンもバイヤーと話しをしていると、

クリスマスから年末年始のいちごの量が直ぐに話題に上がります。

 

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今日の富山県のかおり野。

 

そんな中で先行逃げ切り品種なのがかおり野🍓

日長感受型品種なので大きなミスを犯さなければ、

確実に11月下旬から12月頭には収穫が可能です。

今シーズンも弊社いちご楽園やみとかその他何処の農園へ行っても、

かおり野は順調と言うより昨年より早く収穫が始まっています。

近い将来日長感受型の優良新品種が出て来ると思いますが、

それまでの間は、

皆さんがそれぞれのいちご需要を十分に考慮したうえで、

かおり野と低温感受型品種の多品種組み合わせで、

いちご経営を行なっていくのが良いと考えています。

弊社ではかおり野と紅ほっぺメインで、

育苗の事を考えてよつぼし。

その他、かんな姫、ほしうららなど試験栽培中です。

 

ありがとうございます。

 

PS

明日はいよいよいちご農家交流研修会in金沢です。

楽しみしています。

WEBマガジン「いちご名人」
いちごのこと。土のこと。気候のこと。ふとした気づき。大切にしていること。何気にないあれこれ。息抜き…私たちの日常から、いちご栽培への想いや秘訣、こぼれ話がたくさんちりばめられたコラムです。