いちごのこと2023.03.28
いちご栽培にとって炭疽病と並んで厄介な病はうどんこ病。
昨秋から消耗状態で抑えていましたが、
ここへ来て一気に被害拡大。
原因の一つはphです。
このハウスの原水はチョット特殊。
アルカリ炭酸水。
昨年はph7、5でしたが今は8、0。
培地は写真のようにph7、37。
(1番高い所は7、8ありました。)
うどんこ病が活性化するアルカリ性です。
以前ph降下剤を使用しましたが炭酸が邪魔してphが下がりませんでした。
いかにしてこの危機を乗り切るか・・・
今日試験的に原水にプレベンタマグを1,000倍でphが5、7まで下がりました。
農薬効果を上げるため今後の防除ではプレベンタマグを添加。
被害果の除去。
防除ローテーションでうどんこ病と付き合っていきます。
今夏は培地への硫黄処理か?
培地phを下げる処方を行います。
感謝、感謝。
PS
うどんこ病は発生したら厄介。
育苗中、秋の予防防除が重要です。
WEBマガジン「いちご名人」
いちごのこと。土のこと。気候のこと。ふとした気づき。大切にしていること。何気にないあれこれ。息抜き…私たちの日常から、いちご栽培への想いや秘訣、こぼれ話がたくさんちりばめられたコラムです。